先日、noteのアカウントに企業から案件のご依頼をいただきました。
ある求人サイトを紹介するPR。
最初にご連絡をいただいたときは、「ほほう・・・こんなこともあるのか」と、ちょっと不思議な気持ちに。
というのも、私は企業案件を得るためにnoteを書いてきたわけではないから。
むしろ、20年以上企業案件を手掛けてきたので、そこから逃れる場がnoteだったのです。
noteを書き始めたのは、2025年1月。以来、毎日せっせと書いてきました。
50代になって考えるようになったこと。20年以上続けてきたフリーランスという働き方。文章を書く仕事のこと。これからの人生や仕事をどうしていきたいのか。
そのときどきで、自分が経験したこと、感じたこと、考えたことを、自分なりに捉え直して言葉にしてきました。
もちろん、最初から今のような発信になっていたわけではないのですよね。
書いて、読んでいただいて、反応を見て、また書く。
その繰り返しのなかで、「ああ、こういう話に興味を持っていただけるんだな」「こういう切り口なら、自分の経験を生かして書けるんだな」
と、少しずつわかるようになってきました。
そうして書き続けているうちに、読んでくださる方も増えました。多くの方に読んでいただく記事も出てきました。
有料記事も書くようになり、今年3月には「ことばと書く人の寺子屋」というメンバーシップも始めることに。
そんなことをしているうちに、今回、企業PR案件のご提案をいただいたのです。
とはいえ、「私の文章力や専門性が高く評価されて、執筆依頼が来た!」というような話ではありません。
今回のお話は、記事の執筆そのものを依頼されたというより、私のnoteにPRを掲載したいというご依頼です。
おそらく、先方が参考にした記事が比較的よく読まれていたことや、ある程度フォロワーがいることなども理由だったのかもしれません。
けれど、ひとつ面白いことに気づきました。
私は「企業からPRの依頼が来るnoteをつくろう」と思って書いてきたわけではありません。
それでも、毎日書いて、読んでくださる方が少しずつ増えて、記事が蓄積されていった。
その結果、自分が書いてきた「場所」そのものに、思いがけずこうした仕事につながる可能性が生まれていたのです。
発信というと、つい日々の反応に気が行きがちですが、それと並行して、別の何かも少しずつ育っているのかもしれません。
過去の記事が残っている。
自分がどんなことを書いてきた人なのかが見える。
読んでくださる方がいる。
そして、ある程度の時間をかけて育ててきた「場所」がある。
それらがある日、思いもよらなかったカタチで仕事につながることがある。
今回のお仕事について、もうひとつ面白い偶然があります。
私は20年ほど前、求人広告の制作に携わっていました。今回は求人サイトのPR。
20年前には求人広告を「つくる側」から見ていた私が、今度は50代になった一人の働き手として、求人サイトを見ることになりました。
先方がそこまでご存じで、依頼してくださったわけではないと思います。
けれど、せっかく私が書くのなら、その経験も使える。
ただ「こんな求人サイトがあります」と紹介するのではなく、20年前に求人広告をつくっていた自分と、今の自分。
両方の視点を使って、私なりの記事にしてみました。
PRらしからぬ記事が功を奏したのか、こちらも多くの方が読んでくださる結果に。
これで本来のPRの目的である、「送客」にも貢献できていれば、万々歳なのですが(笑)
そして、仕事というのは、案外こんなふうにつながるものだなぁと改めて思いました。
相手から求められたことに対して、「では、自分が持っているものをどう使おう?」と考える。
そうすると、ずっと昔の経験までひょっこり顔を出してくる。
最初から、この場所へ来るために歩いていたわけではない。
そのとき自分が書きたいと思ったことを書き、試して、考えて、また書く。
そうやって進んでいたら、知らないうちに、スタート地点からずいぶん違う場所まで来ていました。
だから今は、こんなふうに思っています。
書き続けることで、自分の仕事の可能性がひらいていくことがある。
それがどんな仕事なのかは、最初からわからなくていい。
むしろ、自分では想像していなかったところにつながるから、面白いのかもしれません。
自分には何が書けるのか。これまでの経験を、どう言葉にするのか。
自分は何を見て、何を感じ、何を考えているのか。そして、それをどうやって誰かに届けていくのか。
まずは、自分の中にすでにあるものを見つけて、言葉にして、育てていく。
その積み重ねが、この先どこにつながっていくのか。
それは、書き続けてみなければわからない。
今回、私のところにやってきたひとつの仕事は、そんなことをあらためて考えるきっかけになりました。
さて、この先には、どんな道がつながっているのでしょう。私にも、まだわかりません(笑)
それでは、また次回のニュースレターでお目にかかりましょう。
22年前フリーランスの出発点だった求人広告。久々に求人サイトを見て思うコト
https://note.com/lila230214/n/n3dde6466f7ab
主宰しているメンバーシップ『ことばと書く人の寺子屋』では、企業案件を受けてどのような戦略を立てたか。チャンスの可能性を広げるために私が取った戦略など、舞台裏をお伝えしていきます。





おはようございます!
続けた先に見えたもの。
続けたからこそ見える景色。
最初から何かを狙っていくのももちろんありだけれど、意図していなかったものとの出会い、それが自分の過去とも繋がっている。
人生って面白いものですね☺️
PR案件、おめでとうございます! すごいですね!
「そのとき自分が書きたいと思ったことを書き、試して、考えて、また書く。」
文章を書き始めてからわたしはまだ間もないですが、気がついたら毎日何かしらの文章を書いています。やっぱりまだまだ文章を書くって難しいですが、りらさんも昔そういう経験をされて今があるということをしり、継続して書いていこうと改めて思いました。
ありがとうございます!